お知らせ

終戦の日

今日で終戦して79年。その時代に生まれたと想像すると恐ろしい。

 

僕の祖父は戦地へ行き幸いにも無事に生還した方。でも戦争について語った事は全くなかったのは今思えば話したくもなかったのでしょうか。祖父の弟は戦死されてもちろん遺骨も何も帰ってこなかった。後に国から勲章をいただいてますがそんな物をいただいたところで何も報われていない。

 

僕が小さな頃に自宅の電話に出たら、祖父は元気かと見知らぬ方からでした。部隊の名前を言われ、そこで祖父と共に戦った者だが元気でおられるなら良かったと電話を切られました。

 

祖母はよく戦争は怖かったと話してくれました。祖母の実家は弊社のヤード付近でしたが、そこにも米軍機は襲来して空襲警報は鳴り響き米軍機がキラっと光って本当に怖かったと繰り返してました。

 

幸いにも祖母も戦死する事もなかったおかげで現在僕はこうして存在してます。

 

こうして祖父母が戦争で大変な経験をされた事を聞いてましたので、現在の豊かな生活は当たり前ではないと感じます。でもそんな経験をしたわけでもないのでやっぱり当たり前になってしまうのが人。できるだけ伝えられる事は伝えたいと我が子には少しずつ教えてますが難しいかな。怖いのは分かるけれど、だからと日々の生活に感謝する事は出来ない。   

 

慰安旅行でも何度か行った沖縄も今は綺麗な海に見えますけど、戦時中はとてもそんなリゾート地になるとは想像できぬ状況でした。平和祈念公園から眺める広大な海はなんとも言えん気分になります。

 

戦時中の事を思えば今はなんとでもなりそうな世の中。普通に仕事出来るだけでも感謝です。