代表挨拶

代表挨拶

生活をしていくには収入を得る為に働かなくてはなりません。
しかしどうせ働くならば、やり甲斐があったり、達成感があったり、
楽しい仲間と働き何よりも高い収入を得たいというのは誰もが思う事ではないでしょうか。

私自身がなぜ独立したかといえば、社長になり沢山稼ぎたいと思ったわけではありません。
むしろ欲が無さ過ぎて起業当初は大変でした。
欲が無いというか職人からいきなり経営者になったので、
経営には無知である為に苦労して当然の事です。
仕事さえ取り、スピィーディーに仕事をこなして、
人件費さえ抑えたら利益が出る、というとても甘い考えでした。

建設業は給与の制度が曖昧だったり、残業や休日出勤の割増が無かったり、
有給も無く、もちろん私が勤務してきた会社もそうでした。
それを私自身は不満に思った事はありませんが、
自分が人を雇う以上は給与形態も整えて、
弊社に来てくれる従業員には出来る限りの良い待遇、
安心して働ける環境を作りたいと思うようになりました。

そう考えるようになったのは独立に猛反対であった父のおかげです。
父は地元では優良企業と言われる会社に勤務していたので、反対は当然の事かも知れません。
ある日自らの給与明細を見せ、これが本来あるべき給与形態であると言われました。
それが現在の弊社の給与に繋がっています。

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残念ながら父は急逝して、現在の弊社も見る事なく、
長男でありながら頼りない私の印象を覆す事なく他界しましたが、
遺品の整理をしてる時、父の残した仕事に対する考えには
物づくりは人づくりであると書かれていました。
言葉で表すのは難しかったですが、正に私はこのような考えでしたので、
全く思考の合わない父と初めて意思疎通ができたと感じました。

それ以降はこの言葉を思い出し、
従業員にもそのような考えを伝えるようになり、人不足と言われる現代でも、
弊社の、そして私の考えを理解できない子を雇う事はありません。

猫の手も借りたい状況であっても人選をしてきたので
それは苦労した時期もありました。
多分、世の中の経営者であれば、
いなければもっと苦労するからと雇用する道を選択するでしょう。

しかし私はその考えだけは貫きました。

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そうして人選した子達が私の考えを理解して、
活躍して弊社は次第に働きやすい環境へとなってきたのです。
今でもその考えを変える事なく、協力業者の方々も同じです。

仕事が出来る事も大事ですが、最低限の常識があり協調性を
持ち仕事が出来る事が何よりも大切だと思います。
それが自然と結果に繋がり、施工スピードやクオリティの向上、
お客様に対する接し方が評価され、
必要とされる企業へとなるのではないでしょうか。

簡単に言ってしまえば、「人柄」が一番大切という事です。

弊社は足場工事を主力業務としてきましたが、
年齢を重ねると働くのが困難になる時が来ます。
つまり終身雇用が課題なのです。

しかしせっかく弊社で共に働く仲間となったのに、
そんな事で退職するのは非常に残念でなりません。
その問題を乗り越えるにも、
数年前から橋梁工事へと業務を拡張しました。

私がまだ20歳の頃、橋桁を架ける現場を見た時に、
なんてかっこいい仕事なんだろうと、
いつかあんな仕事に携われたらいいなぁ、
なんて思ってた事が本当に実現したのも
周りの方々との貴重な出会いのおかげです。

今後は足場工事と同等までに橋梁工事でも
活躍したいと考えております。

広く浅くではなく、どの道もプロと呼ばれるまでに極め、
この先も足場、橋梁以外にも様々な業種に挑戦する企業でありたいです。

そんな弊社で一緒に働きたい方、募集してます。
経験問わず新たな会社で働くのは不安があると思います。
でも1つ約束できる事はこの上ない環境、仲間がいるという事です。
そんな仲間と共に働きたい方、心よりお待ちしております。

株式会社 佐久間興業 代表取締役